朝日新聞・埼玉版
2007年1月15日(月)



 埼玉新聞ニュース
2007年1月17日(水)

きれいな綾瀬川 次世代へ
川口で市民団体が集会 環境学習の成果発表

 「川をきれいにする市民のつどい」(川口実行委員会主催)が十四日、川口市幸町の市民会館大ホールで開催され、岡村幸四郎川口市長を含む約三百五十人が参加した。つどいでは安行太鼓、環境劇、小学生の環境学習の成果発表、映画「ほたるの星」の上映などがあった。

環境学習の成果を発表する戸塚南小の児童ら=川口市幸町の市民会館大ホール

 「きれいな川を子どもたちに残そう」と、県東、県南の綾瀬川流域の市民団体が実行委員会を組織、「綾瀬川水質とことん改善推進会議」(県、さいたま市などで構成)と協力して開催した。四会場で開くうち、第一回が今回の川口会場でのイベント。

 幾島淑美実行委員長(綾瀬川を愛する会代表)は「綾瀬川や芝川にホタルが飛ぶ日がきたらどんなにかうれしいだろう。子どもたちの世代にきれいな川を残していく、きょうはそのスタートの日にしたい」とあいさつ。

 「東京湾と荒川・利根川・多摩川を結ぶ水フォーラム」の大石昌男代表は「ホタルが飛び、メダカがすむような川にしたい。必ずできるはず」と「綾瀬川の汚濁ワーストワン脱却」への協力を呼び掛けた。

 環境学習の成果を発表したのは、市立戸塚南小学校の五、六年生十三人。牛乳パックのリサイクルや落ち葉を使ったカブトムシの幼虫飼育などを報告した。

 綾瀬川の水質検査をした児童らは「綾瀬川を汚しているのは誰なのかを考えようと、川を愛する会の人に来ていただいて授業をした。一番の原因は私たちの生活排水と知ってびっくりしました」などと報告した。





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