アケビ アケビ科 落葉ツル植物

待ってました

ぷちっと付いた小さな実が秋に向けぐんぐん大きくなり、やがてぱかっと割れると、中から白い幕に包まれたような種の塊が現れます。子どもたちと縁台に座り、スプーンで口に運びます。あまーい味が口の中に広がり、最後にぺっとタネを吐きだします。食べ終わった果皮は、子供たちのおわんになり、木の実が入りおままごとが始まります。この果皮、高級食材で油いために利用されるそうです。春先ぐんぐん伸びる新芽の天ぷらもおいしいですね。ツルはカゴ網の材料になります。


【草木の癒しレシピ】
新 芽 芽先の柔らかい部分を食べます。あくが無く、おひたしや天ぷらでおいしく食べられます。
ぱかっと割れたときが食べごろです。中の白い果肉部分を種ごと口の中に入れて、しゃぶります。最後に種を出します。たいへん甘く、熟した柿のようです。
木通(もくつう) 木質化した茎を、10センチ程度の長さに切り、天日に干して乾燥してうすく輪切りにします。 これを煎じたものは、腎臓炎、尿道炎、膀胱炎などむくみに効果があり、この煎じ液で患部を洗うとおできにも良い。

【栽培のポイント】
アケビは大きく、5枚葉のアケビ、3枚葉のミツバアケビ、両者の交雑のゴヨウアケビに分かれます。白実や黄色実・紫実などの園芸品種もあります。自家不結実性なので、1本で植えて実が成らないときは近くに交配種がないとおもわれます。違う品種を植えると、実付きがよくなります。耐寒性・耐暑性も強く、非常に栽培のしやすい植物です。日当りを好みますが、半日陰でもOK。地植えなら、肥料なしでもグングン伸びます。

ミツバアケビの実
ミツバアケビの花
アケビの花

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